楠山光彦先生ありがとうございました
アミ音楽教室のピアノ講師楠山裕子先生のご主人でもありホルン奏者、指揮者の
楠山光彦先生が６月２７日未明に亡くなられました。
数年前からアミ音楽教室の「研究会」という音楽のいろいろな試みをホールで勉強する音楽会で
指揮、ご指導をお願いしていました。
裕子先生との「ショパン：ピアノコンチェルト」、生徒のソロによる「ヴィヴァルディ:四季」、
その他 バッハ、モーツァルト、コレッリなどの合奏協奏曲を指揮して頂きました。
光彦先生の音楽はいつも作曲者の意図を正確にくみ取り、美しい音で表現する。
大人にも子供にも同じく真摯な態度で接して穏やかに音楽を作っていかれるので
皆がその時間に吸い込まれていくようなご指導でした。
子供たちとの打ち上げにも参加してくださっていつもニコニコと生徒と接して頂き
皆光彦先生大好きでした。
個人的には若いころからお付き合いさせていただき何度も彼の膨大なライブラリーの詰まった
お部屋におじゃまして音楽のお話を聞きました。その知識と音楽に対する愛情の深さとこだわりに
いつも圧倒されるとともに共感させていただきました。
ホルン奏者でありながらオーケストラ、指揮者はもちろんのこと、ピアニスト、ヴァイオリニストへの愛情、知識も半端でなくそのライブラリーから「ちょっとこれ見てみてよ！」と次々と往年の巨匠たちの秘蔵ビデオやレーザーディスク、ＤＶＤが探しもせずにスッと手を伸ばして出てくる！
健啖家で料理好きだった彼の手料理もこだわりがあり天ぷらの時などは箸を持って待って
いなくてはならず「揚げたてをアツアツでたべてね！」と嬉しそうに真剣に天ぷらを揚げている
姿がついこの前のように浮かびます。ご馳走様～～美味しかった。
思い出は尽きませんが、いつもアミの生徒達と私へのご指導、応援ありがとうございました。
今頃、ベートーヴェンやブラームスに会って「やあ！」なんて言ってるのではないでしょうか！
心よりご冥福お祈りいたします。
瀧川美穂子
